






このような疑問を持っている方にもわかりやすく、自分でクルマのバッテリーを交換する方法をお伝えしていきます。
- 自分で安全に車のバッテリー交換をする方法と注意点
- ハイブリット車のバッテリー交換について
- バックアップメモリは必要か不要か
- 古い車のバッテリーの処分方法について



車のバッテリー交換を自分でする時の注意点
車のバッテリー交換は、ボンネットを開けてすぐに視認でき、取り外しが容易にできるようになっているため比較的自分で交換しようと考えている人も多いかと思います。
しかし、バッテリー交換する際の注意点などを知らずに作業をしてしまうと、プラス端子と車のボディ部分やその他金属部分に触れてしまいショートする可能性があります。
ショートしてしまうと最悪「火災」につながることもあるため、十分注意して正しい手順で交換作業をするひつようがあります。
- プラス端子がボディや金属部分に接触するとショートする可能性がある
- 事前に車に取り付けられているバッテリーサイズを確認する
注意点などをすでに理解している方は以下から手順を今すぐ確認しましょう。
↓↓バッテリー交換やり方の手順までのボタン↓↓
バッテリー交換時はプラス端子からのショートに注意!火災の原因になることも
※工具がどこかに接触すると動画のように火花が飛ぶこともあるので本当にちゅういしてくださいね!
交換時、プラス端子が金属部分に接触しショートしてしまうのは初めてのバッテリー交換する人にとっては一番注意するべき点です。
また、プラス端子だけでなく、プラス端子を外すときの工具も接触すると当然火花が発生する原因となりますのでこちらも十分注意してください。
また、バッテリーの固定金具の締め付けが緩かったことにより、走行中にはずれエンジンルーム内でいつのまにかバッテリー本体がずれ、ショートを起こす可能性も考えられます。
自分で車のバッテリー交換するときはサイズを確認して購入する
引用:ユアサバッテリー公式サイトより
車のバッテリーは、車種によって大きさがことなります。軽自動車であれば基本的に40B19₍LorR₎だったりしますが、アイドリングストップ機能搭載車であればまた違った規格のバッテリーに代わることもあります。(充電制御車も同様に通常の規格とは違うバッテリーが必要になることもあります。)
要は、バッテリーであれば何でもよいわけでなく、あなたが乗る車に取り付けられている同じサイズ、性能、端子位置のバッテリーを購入しなければ安全に取り付けることができなくなってしまうのです。また、正しいバッテリーを取り付けなければ早期にバッテリーを痛めることとなるので注意してください。



自分でハイブリット車のバッテリー交換をおすすめしない理由
プリウスやアクア、フィットなどといった人気車種はハイブリット車に分類されますが、ハイブリット車のバッテリー交換は自分で行うことはおすすめしません。
ここでは詳細な説明は避けますが、ハイブリット車にはメインバッテリーとサブバッテリーが搭載されています。
エンジンをかけるために必要なのがサブ(補機)バッテリーですが、交換費用が割高になることもあり、自分で交換するという人もいるようですが、なるべく診断機があるところで交換をした方が無難なため、ご自分での交換はおすすめできません。



バッテリー交換する時期や目安



バッテリーによって、交換する時期は2年~3年といわれていますが、メーカーやグレードによっても様々なので以下のような症状が出始めたら交換時期が近くなった合図です。あくまで目安ですが参考にしてください。
※お出かけシーズンなどではトラブル回避のためにも参考にしてくださいね。
- エンジンのかかりが悪くなる
- パワーウィンドウの開閉が遅くなる
- ヘッドライトが暗くなる
↓↓バッテリー交換やり方・手順はこちら↓↓
車のバッテリー交換で必要な工具
バッテリー交換時の工具は人によりさまざまです。
スパナを使う人もいれば、ソケット(コマ)を装着したミニラチェットでおこなう人もいれば、めがねレンチで行う人もいます。



ただし、今回は片方にスパナ、片方にめがねラチェットレンチがついた便利な工具をおすすめします!
たいていの車種であれば10mmの工具で対応できるはずです。
そして、軍手があるとよいでしょう!人によってはゴム手袋を準備する人がいますが、基本的に作業の邪魔になる可能性もあるためここでは軍手だけでOKとします。
- ミニスパナもしくはミニめがねレンチ
- 軍手



軍手は手を汚さないためにつける人もいますが、私はプラス端子を保護するために活用したりします。
車のバッテリー交換時のメモリバックアップについて
別記事で詳しく解説しますが、基本的に可能であればバックアップをとることをおすすめします。
ちなみに、昔はオーディオやカーナビなどの設定項目がリセットされたり、車両側の設定項目が出荷時に戻ったりするのを防ぐ目的でバックアップを行っていました。
最近の車は電子スロットルになっている車種が多いため初期学習がリセットされるのを防ぐための目的でバックアップを取るのが基本となっています。
メモリバックアップをする際は以下の製品が初めての人にも簡単で扱いやすいです!
ただ、年に何度もメモリバックアップを取る人はなかなかいないと思いますので、1,000円台の商品もあるはずなのでご自分でも探してみてくださいね。



自分で車のバッテリー交換をする方法・やり方



今回は、環境車検さんの動画を掲載しています。



- 10mmのスパナもしくはめがねレンチなど
- 軍手
- メモリバックアップツール(使う場合)
1.エンジン停止、ライト類オフにする
自分でバッテリー交換する場合は、まずは車のエンジンを停止し、ライト類のスイッチをオフにします。
そして、車のボンネットを開けてください。車種によってボンネットをあけるレバーの位置は様々ですが基本的には右下にあるはずです。
2.固定金具を外してバッテリーを取り外す
ボンネットを開けたら、セーフティーバーがある車種はボンネットが閉まらないようにしっかりロックをしてください。
まずは、バッテリーを固定する金具を取り外しましょう。ナットを緩める際はすべて緩めなくても固定金具を外せることもあります。



2.5.メモリバックアップツールを取り付ける
バッテリーに直接取り付けるタイプは動画を参考にしてください。
運転席のカプラー取り付けタイプで行う場合は、お持ちの商品の使い方説明書を参考にしてください。
3.バッテリー黒色のマイナス端子を外す
メモリバックアップツールを取り付け後、バッテリーの黒色のマイナス端子を外していきます。ナットをある程度緩めたら端子を持ち上げれば外れます。
動画でも解説されていますが、端子のナットを緩めるときは工具の片方が金属・ボディ部分に接触しないように注意してください。接触するとショートする可能性があります。
4.赤色のプラス端子を外す(軍手で覆う)
次に、赤色のプラス端子を固定しているナットを緩めていきます。プラス端子を外すときも工具の片側先端が当たらないように注意しましょう。
ナットもマイナス端子同様にすべて緩める必要はなく、外せるくらい緩めればあとは左右に交互に回転させれば外れます。
プラス端子を外したら、プラス端子を軍手などで覆ってあげておくと安心です。プラス端子まで外し終わったら、バッテリーを車両から取り外しましょう。
5.新しいバッテリーを取り付ける
次に、新しいバッテリーを車に設置します。
6.プラス端子側から取り付ける
バッテリーの端子を取り付けるときは、取り外した時と逆の手順で行っていきます。
プラス端子を取り付けるときは、端子を置くまでしっかり入れてナットを締めて、固定していきます。
7.マイナス端子を取り付ける
次にマイナス端子を取り付けます。プラス端子同様に、端子を奥まではめてしっかりナットを締めて固定してください。
8.固定金具(ステー)を取り付けしっかり固定されたか確認する
固定金具を取り付けて、固定されたか確認してください。固定金具はうまくつかない場合は、動画を参考に固定金具を取り付けましょう。
固定金具を取り付け終わったら、バックアップツールを外しましょう。
9.最後にエンジンをかける
最後に確認としてエンジンをかけてみましょう。
以上が、自分でバッテリー交換する方法・やり方になります。



車のバッテリー交換に関するQ&A



12V車と24V車の違いについて
バッテリー交換する際にメモリバックアップツールなどを購入する時に、12V専用とか書いてあることがあります。また、24V専用といったような表記がある道具や電装系のパーツがあります。
バッテリーは基本的に12Vですが、見分け方としては自分の車に積んであるバッテリーの数を確認しましょう。
1つであれば12V車、2つ積んでいれば24V車になります。ランクルなど大きな車はバッテリーを2つ積んでいることが多いです。
バッテリー交換をお店でする場合の費用は?DIYとどちらが安い
ここでは、オートバックスとイエローハットのバッテリー交換でかかる費用を参考に紹介します。
- オートバックスのバッテリー交換費用:バッテリー代+交換費用500円~
交換時間の目安:10分~ - イエローハットのバッテリー交換費用:バッテリー代+交換費用550円~
交換時間の目安:15分~



バッテリー交換後、走らせる必要はあるの?
新品のバッテリー交換後は特に走らせる必要はありません。バッテリーがあがり、救援車などを使い復活させた時は走らせた方がよいです。
取り外した古いバッテリーの処分方法と注意点
車のバッテリーは、自治体のゴミ出しなどでは捨てることができません。バッテリーには硫酸や鉛が含まれているため『危険物』として指定されているからです。
自分で交換したバッテリーを処分する方法としては以下のお店にもっていきましょう。
- 作業設備が整ったガソリンスタンドへ持ち込み処分してもらう
- オートバックスなどへ持ち込んで処分してもらう
- 廃品回収業者に引き取ってもらう
この3つの業者・お店であれば古いバッテリーを処分してもらうことができます。特にオートバックスではリサイクルとなるため、無料で処分してもらうことができるようです。(持ち込みのバッテリーも無料だそうです。)
心配な方は事前に、おうちの近くのオートバックスに確認してみてください。
取り外した古いバッテリーを自宅で保管する場合
古いバッテリーを処分する際に、何日間か自宅で保管する場合も出てくると思います。その場合の注意点があります。
それは、横向きに置いたり倒して置いたりしないこと!硫酸や鉛などが入っているため、非常に危険です。しっかり正しい向きで保管するようにしてください。
まとめ:【動画有】DIY自分で車のバッテリー交換を安全にする方法!注意点とポイントを詳しく解説
以上が、車のバッテリー交換を自分でする方法です。ここまで紹介した注意点や準備するもの、交換する手順をまとめておきます。
注意点
- 交換時はボディや金属部分に接触させない
- ハイブリット車のバッテリー交換は自分で行わない
- 同じバッテリーサイズ・向きを購入すること
交換時期や目安
- 基本的には2年~3年
- エンジンのかかり悪くなったら
- パワーウィンドウの開閉が遅くなったら
- ヘッドライトが暗くなったら(ハロゲンタイプ)
準備するもの
- スパナもしくはめがねレンチ
- 軍手
- メモリバックアップツール
バッテリー交換の手順
- エンジン停止・ライト類をすべてオフにする
- バックアップツールを取り付ける
- バッテリーの固定金具を外す
- マイナス端子を外す
- プラス端子を外す
- 新しいバッテリーへ乗せ換える
- プラス端子を取り付ける
- マイナス端子を取り付ける
- 固定金具を取り付ける
- バックアップツールを取り外す



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