タイヤサイズの見方!確認方法・規格や数字・記号の意味とは

タイヤサイズの見方
 
タイヤ交換するためにタイヤサイズを聞かれたけど見方がわからない。
 
タイヤサイズはわかるけど、他の英数字の記号の意味って何?
車楽(しゃらく)
今回はタイヤの知っておきたいサイズの確認方法とその他の規格や記号の意味などについて解説していきます。

タイヤサイズの見方はタイヤの交換をするためには、必ず知っておきたい基本的な基礎知識だと思います。

また、エアーチェックなどの時もこのタイヤサイズの場合の空気圧はこのくらいと書かれていたりするため、自分の車に履かせているタイヤサイズを自分で確認する方法は知っておいて損はありません。

この記事でわかること
  • 自分の車のタイヤサイズの確認方法
  • タイヤサイズの見方や規格・記号の意味
  • 扁平率を変えるとメーターに誤差が出るって本当?
車楽(しゃらく)
この記事を読めば、以上のタイヤサイズに関する疑問が解決します。ぜひ最後まで読んでくださいね!

ブーンズ運営者

目次

タイヤサイズの確認方法

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タイヤサイズの確認はサイドウォールを見ればすぐに確認できます。

自分の車のタイヤサイズを確認する場合は、タイヤの側面(横)の部分を見ることで確認することができます。タイヤサイズは「195/65R15 91H」というような表記でタイヤのサイドウォールと呼ばれる側面に記載されています。

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これから「195/65R15 91H」という英数字などの記号がどんな意味を持つのかについても紹介していきます。

タイヤサイズの見方!数字や英字記号の意味を知る

タイヤサイズの見方

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早速、タイヤサイズと呼ばれる数字や英語記号などの表記の意味について解説していきます。

タイヤサイズの見方!数字と英字の意味

タイヤサイズの見方

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これが基本的な自動車のタイヤサイズの数字と英字の意味になります。

厳密にいうと、タイヤによって表記される数字や英字などの記号は変わる場合もありますが、乗用車などであればセダンでもミニバンでも1〜4番までの数字の意味を理解しておけば大丈夫です。

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ここからはさらにタイヤに書かれた英数字の意味を詳しく解説します。

タイヤ幅(mm表記)

「タイヤサイズの見方!英数字の意味」で紹介した画像で言うと1番の部分です。

タイヤの接地面と呼ばれるタイヤの横幅の数値になります。正確にはタイヤ断面幅のこと言い、この数値はmmで表記されています。

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例:『205/50R20』だった場合、20.5cmがタイヤ幅となります。

偏平率(%表記)

「タイヤサイズの見方!英数字の意味」で紹介した画像で言うと2番の部分です。

タイヤ断面の高さを表す数字になり、%表記となっており『タイヤの高さ÷タイヤ幅×100』の計算方法で求めることができます。ちなみに中には、mm表記だと思っている人もいるようですが、%表記になります。

この数値が大きければ大きいほど厚いタイヤということになります。

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例:『205/50R20』だった場合、タイヤ断面の高さは『205×50%=102.5mm』ということになります。

タイヤ構造

「タイヤサイズの見方!英数字の意味」で紹介した画像で言うと3番の部分です。

『R』とはラジアルタイヤであることを意味します。

「ラジアルタイヤ(構造)」は、カーカス(タイヤの骨組み)がタイヤの中心から放射状(RADIAL)に配置されています。それをベルトで締め付けているものを言います。ラジアル構造のタイヤをラジアルタイヤと呼びます。

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ラジアルタイヤ以外のタイヤ構造としてはバイアスタイヤがあります。現在の乗用車は基本的にはラジアルタイヤとなります。

リム径(タイヤの内径)

「タイヤサイズの見方!英数字の意味」で紹介した画像で言うと4番の部分です。

タイヤの内径(ホイールを装着する部分)のことを意味しており、インチで表記されています。

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R20と表記されていれば、20インチのホイールに装着されたタイヤであるということになります。

ロードインデックス(LI)最大負荷能力

「タイヤサイズの見方!英数字の意味」で紹介した画像で言うと5番の部分です。

ロードインデックスとは、規定された条件のもと『タイヤ1本で支えられる最大負荷能力』を意味する数字になります。

LI(ロードインデックス) 最大荷重(kg) LI(ロードインデックス) 最大荷重(kg)
60 250 97 730
61 257 98 750
62 265 99 775
63 272 100 800
64 280 101 825
65 290 102 850
66 300 103 875
67 307 104 900
68 315 105 925
69 325 106 950
70 335 107 975
71 345 108 1000
72 355 109 1030
73 365 110 1060
74 375 111 1090
75 387 112 1120
76 400 113 1150
77 412 114 1180
78 425 115 1215
79 437 116 1250
80 450 117 1285
81 462 118 1320
82 475 119 1360
83 487 120 1400
84 500 121 1450
85 515 122 1500
86 530 123 1550
87 545
88 560
89 580
90 600
91 615
92 630
93 650
94 670
95 690
96 710

タイヤサイズの見方

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ロードインデックスが『111』ということは、タイヤ1本の最大負荷は1090kgと言うことになります。

速度記号

「タイヤサイズの見方!英数字の意味」で紹介した画像で言うと6番の部分です。

速度記号とは『ロードインデックスをかけた状態で走行可能な最高速度』を意味します。

速度記号 最高速度(km/h)
N 140
P 150
Q 160
R 170
S 180
T 190
H 210
V 240
W 270
Y 300
ZR 240超
(Y) 300超
  1. ※1ZRは速度カテゴリーです。
  2. ※2最高速度300km/h超の場合は、速度カテゴリー「ZR」に加えてロードインデックス及び速度記号Yを括弧書きにて表示する。
    例)245/40ZR19(94Y)

引用:ブリヂストン公式サイトより

タイヤサイズの見方

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タイヤの速度記号とは、タイヤの規定された条件下で走行することを許される最高速度ということですね!画像で言うと、Vなので240km/hで走行することが可能と言うことになります。

プライレーティング

プライレーティングとは、乗用車には基本的に関係のないものですが、タイヤに記載されていることもあるため解説しておきます。

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バイアスタイヤや商用車用のタイヤに記載される『数字+PR』と書かれたものになります。PR(プライレーティング)は耐荷重強度指数で、数値が高いほど負荷に対する能力が高いことを示します。

ただ何度も言うように、乗用車に乗っている方にはあまり関係ありません。

一般的な車のタイヤサイズ(純正)

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ここでは一般的・人気のある車の純正のタイヤサイズはどのくらいか紹介しておきます。

乗用車セダン用のタイヤ(クラウンなど)

現在210系と言われるクラウンがありますが、純正のタイヤサイズは『215/55R17 94V』とブリヂストンの公式サイトで紹介されていました。

と言うことは、215mmのタイヤ幅に55%の扁平率なのでタイヤの高さ118.25mmと言うことになり、ラジアルタイヤでタイヤの内径は17インチと言うことになります。

また、ロードインデックスは94なのでタイヤ1本で670kgまでの負荷までOKで、速度記号が『V』と言うことなのでタイヤの規定の下、最高速度は240km/hで走行可能と言うことになります。

乗用車ミニバン用のタイヤ(アルファードなど)

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次はアルファードも見ていきましょう。

グレードによってもタイヤサイズは変わりますが、今回は『235/50R18』の場合のタイヤサイズでみていきます。

タイヤ幅は235mmで、偏平率が50%と言うことなのでタイヤ高さが「129.25mm」と言うことになり、ラジアルタイヤでタイヤ内径が18インチとなりました。

※偏平率の計算方法は『タイヤ幅×偏平率(%)=』で求められます。

SUVのタイヤはA/TやM/TやH/T

ランドクルーザーやプラドなど四駆、SUVで高い人気を誇っていますが、大きな乗用車にはゴツゴツしたタイヤが装着されているのもみたことがあると言う人は多いのではないでしょうか?

そう言うタイヤをマッドテレーンタイヤなどと言います。

ランクルサイズや大型のSUVなどのタイヤの中には、オールテレーン(A/T)やマットテレーン(M/T)ハイウェイテレーン(H/T)などという言うタイヤが存在します。

そんなランクルの純正タイヤが「285/50R20」で、150系プラドで『265/65R17』となるようですね。

軽自動車/軽バン用のタイヤ

軽自動車クラスのタイヤになると、車種によっても変わりますが最新のワゴンRで前輪後輪共に『155/65R14』と言うタイヤサイズになります。

155/65R14はホンダN-BOXも同様のタイヤサイズになります。

外車のタイヤ(スポーツカー・スーパーカー含む)

外車のタイヤサイズはどのくらいのサイズになるんでしょうか?一緒に見ていきましょう。

BMWの5シリーズではグレードによっても変わりますが、前輪『245/35R20』後輪『275/30R20』です。メルセデスベンツのEクラスでは前輪が『245/40ZR19 (98Y) XL』で、後輪が『275/35ZR19』と言うタイヤサイズになるようですね。

フェラーリ488では前輪が『245/35ZR20 95Y XL』後輪が『305/30ZR20 103Y XL』ということです。

車楽(しゃらく)
ここまでタイヤサイズの見方を解説してきました。こうやって色々な車のタイヤサイズを知ると、あの車はタイヤの幅が〇〇で偏平率が〇〇だからタイヤの高さが〇〇mmか!とか300km以上のスピード出しても大丈夫なタイヤなんだとか色々なイメージを膨らませることができますよね!

タイヤサイズに関するQ&A

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最後にタイヤサイズに関する疑問を解決しておきます。その他質問などあればコメント欄でお気軽にご質問くださいね!

タイヤサイズの偏平率だけ上げたり下げたりできる?

これはもちろん可能です。タイヤの高さを厚くすることで乗り心地を良くしたいという人もいるみたいですが、もちろん可能です。しかし、車種によってはタイヤが車のどこかと干渉する可能性などあるためタイヤ交換する際はディーラーや車屋さんに一度相談してみましょう。

タイヤサイズの偏平率を変えるとメータ誤差が出るって本当?許容範囲を知るためには?

純正タイヤから別のタイヤサイズへ変更した場合、メータに誤差が生まれる可能性があります。正確にどのくらいの誤差が出るかは機械などがなければわかりませんが、ある程度どのくらいの誤差が発生するかは予測することは可能です。

また、誤差が大きくなると車検に通らないリスクも考えられます。

以下ではタイヤサイズの変更をする際の許容範囲を知ることができます。

タイヤサイズを変更してメーターに与える誤差を調べてみる

  1. 現在のタイヤサイズを入力してください
  2. 入力後、計算するを選択してください
  3. 様々なタイヤサイズになった時の誤差がどのくらいの範囲になるか計算してくれます
車楽(しゃらく)
タイヤサイズの変更を検討している人は参考に!例えば偏平率を60から65したいとか、50から55の偏平率へ変更したい場合はぜひ使ってみてくださいね!

ホイールのインチはそのままにタイヤ幅は変えられる?デメリットは?

ホイールのインチ数はそのままにタイヤ幅だけを変えることは可能です。通常はホイールのインチアップをしてタイヤ幅を変えることになると思います。

しかし、タイヤの外径が変わるためこちらもメータなどに誤差が発生する可能性もあるのでタイヤ交換する際は交換するお店で一度相談してみてください。

ただ、もちろんメリットもあってタイヤ幅を広げることにより走行性能がアップします。

まとめ

ここまで、タイヤのサイズの確認方法やタイヤサイズの見方について解説してきました。

タイヤサイズの英数字にはちゃんとした意味があることがご理解いただけたと思います!また、偏平率も計算すればタイヤの高さがどのくらいあるのかもわかるため、いろんな車のタイヤを見るのが楽しくなると思いますよ!

空気圧チェックの時やタイヤ交換する際などはぜひ今回の記事を参考にタイヤへの理解度を深めてくださいね!

次回はタイヤサイズのインチアップでの早見表などを入れた記事を紹介していく予定です。

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